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《投資会社→キャラクタービジネス》前職の経験が糧に 砂漠に岩の牛

【ダミー】「いつかあの牛の形の岩に登ってみたい」
オーストラリア勤務が長かった豪田さんが50歳で切り開いた牛のキャラクタービジネス

【ダミー】大手証券会社や外資系投資会社などを渡り歩いてきた豪田藻一さんはオーストラリアでの勤務を10年以上経験。週末によく行った牛の形をした岩の魅力に取りつかれ、会社を辞めて企業。州の観光公社のお墨付きも得た牛のキャラクタービジネスを開始します。



~どうして牛なのですか?~


豪田さん(以下略):一言で言うと、私は牛が好きなんです。そしてオーストラリアの壮大な風景が大好きです。

この国を代表する1枚岩と言えばエアーズロック、現地ではウルルと呼ばれています。このウルルから数十キロ離れたところに、牛のような形をした岩が有るんです。ケルルと呼ばれる、海外の観光客はあまり知られていない場所です。

私はオーストラリア勤務の際、このケルルに何度も足を運びました。ここを訪れると不思議と落ち着くんですね。


私はオーストラリアの投資先として地元企業、特に牧畜業や食品加工業にコネクションがありました。

そうした先に、単なる投資検討だけではなく、企業価値向上のためにマーケティングプランを描き、ウェブ戦略の手助けをする、ということをしていたことが有ります。

というのも、働いていた投資会社が香港に本社があるウェブマーケティング会社に出資していて、私はその会社にマネジメント側で関わっていたんです。


日本はアニメなどキャラクタービジネスの先進国なので、逆にあまり馴染みがないと思いますが、欧米では地元密着型の消費者ターゲット企業が、自社キャラクターを利用して企業PRやブランド浸透を狙う、いわばキャラクタービジネスが企業のファンマーケティングに直結するような企業活動が多いんですね。オーストラリアでも、やはりそうです。


あるとき、投資会社にいたときに頻繁に訪れていた、ケルルに近いところにある食品加工業のマーケティング担当者と懇意になり、日本や東アジアの消費者をターゲットとしたマーケティングについて相談されました。

元々、この会社にはモグラをモチーフにした企業キャラクターがあって地元では知られていたものの、さほどファンが多いわけではなく、従業員にすら人気がなかった。

そこで、ウェブマーケティング会社を紹介し、私もデザイン担当者らと一緒に、この食品加工会社の将来の企業展開をにらんだ、まったく新しいキャラクターづくり、企業マーケティング戦略構築の一端を担ったんです。


この時に私の牛好きが行き過ぎて「キャラクターは牛にしよう」とチーム内で強く主張してしまい。で、牛の形をしたケルルとオーストラリアの代表的産物である肉牛をモチーフにしたキャラクター「Keruru the Cattle(ケルル・ザ・キャトル)」が出来上がったんです。


~そのときはあくまでも企業アドバイスの立場でした。それがどうしてキャラクター運営会社の代表という立ち位置になったのでしょうか?~


プレマーケティングで調査した結果、ケルル・ザ・キャトルの人気が結構有ったんです。香港のマーケティング会社の担当者が意欲的な人で、折角なので、このキャラクターを単なる企業キャラクターに留めず、アニメ化含むキャラクタービジネス展開を行い、東アジアの消費者に認知させ、それに絡める形で食品加工会社の認知度を上げて以降、というプランが練られました。


そうなると、食品加工会社の事業として動くのは難しかったため、投資会社と共同で出資してケルル・ザ・キャトルのパテントマネジメントを行う会社を立ち上げ、私がそこの社長という形で入ることになりました。


証券会社や投資会社というこれまでの仕事からは全くかけ離れた仕事ですが、こういうコンテンツを扱う仕事はいろんな方面に接点が作れますし、幅広い可能性があります。

例えば、投資会社の立場ではあまり会う機会がない州の観光公社の方にアプローチし、ケルル・ザ・キャトルというキャラクター・コンテンツを軸にした観光増進プラン、地元の食品加工ビジネス全体のプロモーション、といった、大きな取り組みを行うこともできます。

50歳を超えて、ほぼゼロから学ぶ新しいチャレンジですが、今とても充実しています。


~シニアになって新たなチャレンジを始められたわけですが、他に何か目標は?~


そうですね。そういえば、何度も訪れて眺めてきた割にケルルの上に登ったことがないんです。いつか、あの牛の形の岩に登頂したいですね。


(このインタビュー文章は創作したダミー文章であり、写真素材はすべてWIX無料素材からの借用です)

​先輩の場合は・・・

30

決めてから実行までにかかった期間(月)

50

決めるまでに相談した人数(人)

200

​実行後の満足度(%)

ギャラリー

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