●ブリヂストン・パルコなど6社、社員の相互副業で連携(日本経済新聞 2022/6/10)
大企業が副業推進するのは好ましいことなのだが、この相互副業連携はどうかと思うことが有る。
コロナ禍で航空業界の人材を多くの大企業が副業で受け入れた。大企業社会の相互扶助の精神に基づくセーフティーネット的な取り組みだったと思うし、それ自体悪いことではない。
ただ、こう何でもかんでも、会社主導で従業員の副業をあっせんしたり、会社間で決めてしまうことには違和感がある。
副業(複業)は働き方であり、個人個人の人生選択に基づくものだ。
解禁以降広まってきているとはいえ、まだ社会の中で副業者は少数派だ。人生100年時代、これから、組織ではなく「自分」を軸に生きていく必要性が高まる。
会社主導のお仕着せの相互副業連携は、大企業で働く個々人の「独立心」を阻害してしまう気がするのだが、これは杞憂だろうか。
Comments